前菜のパリ・ノエルから時間が立ち過ぎて、メインが冷めそう~~笑
わたくしの2016年の最後を飾る、メインのパリ・ノエルの舞台は
おリッツでございます。
リッツのオーナーは裏庭から石油が湧いている国のお方なので
「便器まで金」の派手好きかと思っていたけど
普通のツリーで拍子抜け。笑
ず、ず、ずーっと奥へ~~
シャンデリア、絨毯、家具に至るまで
選び抜かれ、磨きあげられたゴージャスな雰囲気。
思わず猫背の私おばちゃんの背も伸びるよ!笑
古き良き時代を再現したギャラリー・ブティックには
人影なし。
写真はない…あまりにも私の日常とはかけ離れた商品ばかりなり。
ここで、夏にヴィクトワールさんのお供で内覧の案内をしてもらった
ムッシュに遭遇。ランチに来た旨を伝えると「どうぞ、お楽しみ下さい」とにこやかに握手をして、さらりと立ち去った。
どこまでもお供役が似合う私。この日も当然、Rさんのお供だった。(念の為、お勘定はきっちり割り勘)
メインダイニングのL'espadon(エスパドン)
は、ディナーのみでランチはジャルダン・エスパドン。冬は温室のしつらえで外界の寒さと喧騒から隔離された穏やかな空間が心地よい。
着席したところで、サービスの男性から「顧客係のムッシュから、シャンパンを差し上げる様に申しつけられましたが銘柄は何に致しましょうか?」私はアルコールに関してはおこちゃまだからジュースが欲しかったけどここはぐっと大人のふりをして、Rさんが慣れた態度でオーダーしたシャンパンで乾杯!私のグラスは最後の最後までこのまま。笑
アミューズブッシュ。食前酒に供されるつきだし。筒型はパイ生地に包まれた魚のムース。
熟れすぎたサクランボ風はべトラブになにか入っていたけど忘れた。
前菜の前菜。玉ねぎのムース、レンズ豆仕立て。万国共通、火を入れた玉ねぎは甘い。
前菜。フォアグラのテリーヌに野菜のピクルス。
手長えびのカネロニ、キャベツと酸味の効いたバターソース。
このカネロニ。カニカマを連想した私はやっぱり庶民?笑
メイン。
ホタテのグリルにキノコやクリがあしらわれた秋らしい一品。
デザート。グレープフルーツ、カリフラワーのアイスクリームにワサビの隠し味とあったけど…隠されすぎて、ワサビはいずこ?笑
マダガスカルのブラックチョコメレンゲにコールドチョコソース。
コーヒーにはもれなくついてくるチョコやミニ菓子の数々。
特筆すべきな、ホテル特製のパン。ひょっとして、この日、口にしたものの中で一番美味しかったかもしれない。
例のムッシュの計らいなのか?おみやに各一個ずつ用意されていた。
ヴィクトワールさん繋がりで、「他人のセレブふんどし」を最大活用してしまった。笑
正直言ってお料理はとりたてて感動する味ではなかったが数人のサービス係にかしずかれながら贅沢な雰囲気の中での2時間のシンデレラ気分は格別。
お茶碗をあらったことないね~~
箸より重いものを持ったことないね~~手タレできそうなこの手の持ち主は…
Rさんのパリ滞在も残り数日。
パレスかすけで最大のおもてなしをいたします。
料金は時価でいいですか?笑