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日曜日はすっかり曇り空に覆われてしまいましたが、先週は穏やかな日が続きました。 学校は2週間の冬休み(スキーバカンス)。好天に誘われて、冬中は閑散としていた 近くの公園も子供たちの賑やかな声が溢れていました。 殺風景だった花壇にも黄色のスイセンなど春の花が華やぎを添えています。 そんな中、うすピンク色の繊細な花びらを青空にぱ~~っと散らしたような 早咲きの桜の若木が一本。 咲いたんだぁ~~綺麗だね~~と思わず独り言。。。 2年前の3月11日・あの衝撃の日も桜が咲いていたのかは記憶にありません。 たぶん咲いていたんでしょうね~~人の心や社会の状況とは関係なしに 季節はしっかりと確実に進んでいくものだから・・・ フランスでも3・11が近づくにつれて、被災地の現状やもう見たくはありませんが 命も家も一瞬のうちに飲み込んだ津波の映像が次々と映し出されています。 やはり一番の関心事は原発。土曜日には「人間の鎖」をつくり 反原発を訴えていました。 何不自由のない生活を送り、愛する家族を失った事のない私が被災地の方々の悲しみや ご苦労や不安を想像することは難しいのが本音です。 ただ2年間私のできる範囲でそっと寄り添ってきました。 和辻哲郎氏の『風土』の中で「きれいにあきらめること」が日本人の心的特性であり 淡白に忘れることは日本人の美徳としたところであるとの一節があります。 たしかに日本の様に繰り返し、繰り返し自然災害に見舞われる国では、忘れて・・・ いや忘れたふりをして前に進んで来たのかもしれません。 フクシマの放射能被害はこれからどのような形で現れるのか 誰も正確な答えは持っていません。 だからこそ日本人としてフクシマを忘れない。。。 早咲きの桜を眺めながら心が一粒の涙を流す私の春の始まり。 来年も再来年もずーっとずーっと先まで・・・3月11日を迎えるたびに。
by tinyapun
| 2013-03-11 05:40
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