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数か月ぶりに映画を見ました。 月曜日の午前中はチケットが安くなる(700円)場末の映画館。 観客は少ないとは予想してましたけど、なーーんと私お一人様の ホームシアター状態で贅沢させていただきました。笑 『LES BEAUX JOURS』(直訳:幸せな日々) プロモーションフィルム→ ☆ 主演女優は私の大・大・大好きな ファニー・アルダン。 日本で有名なカトリーヌ・ドヌーブほどでは ありませんがご存じの方も多いかと 思います。 ファニーアルダンはヌーヴェル・バーグの旗手 と称される映画監督フランソワトリュフォーの プライベートパートナーでもありました。 目鼻立ちが派手で、 独特のかすれた低音の声を持つ 才色兼備の女優です。 ストーリーはぶっちゃけて言えば、年下の男とのつかの間の浮気物語。 仏北部の港町に住む60才で退職した元歯医者の彼女が退屈しのぎに地元の カルチャーセンターに通い出すも、どの講座も彼女には馴染めません。 自宅のコンピューターの不具合もあり、IT講座に参加。親子ほど年の違う講師 と出会い、彼の歯を緊急治療してから急接近。 この講師を演じているのは仏古典の殿堂コメディー・フランセーズの座つき役者 ローラン・ラフィエット。演技力は折り紙つき、 田舎町のドンファンを見事に演じています。 私好みのイケメンじゃないのがちょっと残念 御年64才のファニーアルダンは目じりの皺や顎の線にしっかり年齢が刻まれていて 同世代の私とするとホットします。 が、彼女の凄さは最初登場した初老の女性の疲れた 表情から、彼と出会ったことで恋する女の可愛さや女としての喜び、艶やかさが 画面に溢れだしてくるんです。 彼女の演技が素晴らしいのは言うまでもなく、 仏女の「最後まで女を捨てない姿勢」は見習うべきか?否か?笑 日本では”美魔女”なる、実年齢より遥かに若く見える女性が もてはやされているらしい。 体型を保つ努力は大切だと思います、健康の為にも。 でも若々しく見えるから、スマート だからって若者ファッションを嬉々として身につけるのは、如何なものか?男女共々。 確かに老けて見られるのは嬉しくないけど、 人生経験をたっぷり積んだ大人の女にしかない 芳醇たる香りを醸し出す女になりたい。ムリ、ムリ、ムリ―の大合唱がこだましてくる(汗) ご主人役のパトリック・シェズネイも渋く脇を固めてました。 浮気がばれてご主人が「彼が君を放さないの?」と冷静に問うと 「私よ!彼を放さないのは」 他人のせいにしない潔さ。子供のいる娘にまで「愛人がいるのよ」と 打ち明ける母だけではない女を見せる強さ、我儘さ。 所詮映画の夢物語と言ってしまえば、それまでだけど・・・ 結婚していても、子供がいても 女としての”個”を捨てない、いや捨てられない仏女性の性を垣間見た思いがしました。 日本で公開されるのかな?ミステリーじゃないから結果を言っても大丈夫ですよね。 潔い女の決断で元の鞘に収まります、謝るわけでもなくさらりと。。。 受け入れるご主人もまるで何もなかったかのように、彼女を愛し、 理解しているのは自分だと自信を持って・・・ 最後の二人で海で戯れる姿は大人やね(笑) ※私の仏語の程度ではハッキリ言って、ネイティブ同士の会話は70%ほどしか 聞き取れません。後は自慢の想像力でカバーしてますので誤解も多々ありと 思われます・・・ご理解くださいませ(滝汗) 名女優ファニーアルダンここにあり チェックのシャツにジーンズの カジュアルスタイル。 ノスタルジックな編み込みのセーター シンプルなワンピース。 鮮やかな部屋着。 地方都市のマダムらしい好みでも ファニーアルダンが身につけると なんとお洒落に見えることでしょう! 今回の教訓 女を維持するにはハイヒールは必須。 ビーサン履いてる場合やないよ! 自分に喝っ。笑
by tinyapun
| 2013-09-04 04:52
| シネマ
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