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あっ!危ない!! 落とさないで~~ かすけを抱っこして、3階の廊下の窓から 私の名前を呼んでる。 なぜ、家の窓じゃなくて廊下の窓なのか… 勘の良い方はお分かりですよね~~ 画家、自分で自分を締め出した。 つまり、かすけと散歩に出る時、うっかり鍵を持たずにドアを閉めた。 一度閉まったドアは”開けゴマ~~”と念じても開かない。笑 この時、私はちょうどオペラ界隈で食料品の買い出しを終えて 行きつけのジャパニーズレストランのカウンターに座り シェフと近況を話していた。 そこに、携帯が鳴って、着信を見ると 隣人のジェラール。 「画家が大変だよ、、、」と 聞いた途端に、散歩中にぶっ倒れたか? それともかすけに何かアクシデント? 続きを聞くと、自らの締め出し事件。 いろいろやってくれます。 急いでタクシーで帰宅したら、さも楽しげに事の顛末を 話す画家。 いつもなら、嫌みの100発くらいはお見舞いするんだけど 言えなかった。 この日の早朝、日本から画家の長女(享年50才)の訃報が届いたから。 昨年の夏、末期の癌が見つかり、手術も抗がん剤も期待はできない。 余命はもって1年と宣告されたものの 本人は諦めきれず、セカンド、サードオピニオンを求めて 遠くの病院にまで通った様ですが 命運がつきました。 残念です。 画家は4月の上旬に一時帰国する予定で まさか、こんなに早く逝ってしまうとは 思ってみなかったらしい。 ただ、病状は決して楽観できるものではなかったから それなりの覚悟はあった様子。 「親なら、娘と代わってやりたいと思う?」と聞くと。 即座に「とんでもない」の返事。 画家らしい。 絵の為に一度は縁を切った娘と復活を遂げて二十数年。 絵を描き続ける事が一番の供養になるかもしれない。 桜の季節、一足先にひとり静かに散って行った 桜花の人に合掌。
by tinyapun
| 2016-03-28 05:11
| 画家ネタ
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